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【目次】
●安全施工
構造は、強固に設計・製作されております。特別に設計された切梁によりボックス形状を地上にて形成することが出来るため構内での危険な作業がなく、安全な作業空間が得られます。
● 無公害施工
掘削機とクレーン車だけで、建て込み・引き抜き回収が行えますので、低騒音・無公害で施工が出来ます。
● その他
玉砂利層での施工も容易です。既存の埋設物を避けて土留が出来ます。部品点数が少ないため、運搬・保管も容易です。
● 指導員の教育・育成
当社は、たて込み簡易土留協会と協力して、現場に合った安全施工の指導、品質管理、施工の工事手戻り防止のノウハウを持って、施工指導が出来る指導員を教育・育成しております。 お気軽に「たて込み簡易土留指導員」をご用命ください。
● 土止め先行工法とは?
厚生労働省が建設業労働災害防止協会に調査研究を委託し、定めたもので、労働者が溝内に立ち入ることなしに土止め支保工を設置できる工法として普及・定着を促進しています。→詳細
NTシーティングプレートの設計は
「たて込み簡易土留設計施工指針」
(たて込み簡易土留協会)に基づいて設計しています。1.掘削深 3m 未満のとき、土圧はランキンレザール式を用います。
W=(q+γh)tan2(45゜-o/2)-2Ctan(45゜-o/2)
W:土圧(kN/m2)
q:過載荷重(kN/m2)
γ:土の単位体積重量(kN/m3)
h:掘削深さ(m)
o:土の内部摩擦角( ゜)
C:土の粘着力(kN/m2)
・粘性土におけるランキンレザール式では、粘着力の効果により土留に主動土圧が作用しなくなることが多くなります。 よって粘性土における土圧の下限値を W=0.3(γh+q) とします。
2.掘削深 3m 以上のとき、土圧は下記の式により計算します。
(1)砂質土の場合 W=a・b・γ
(2)粘性土の場合 W=a・c・γ
a:掘削深さによる係数
b:地質による係数
c:〃
表1. 掘削深による係数(図1 a)
3.0m≦H<5.0m | a=(H-1)/4 |
5.0m≦H | a=1 |
表2. 地質による係数
b | c | |
砂質土 | 粘性土 | |
2 | 5<N | 4 |
N≦5 | 6 |
表3. 掘削深による係数(図2 b)
3.0m≦(H+q/γ)<5.0m | a=(H-1)/4 |
5.0m≦(H+q/γ) | a=1 |
3.最大土圧を求める計算の選択
まず土質が砂質土か粘性土かを判断して下表から選択します。
(1)砂質土の場合
掘削深 | H<3.0m | 3.0m≦H<5.0m | 5.0m≦H |
計算式 | W=(q+γh)tan2(45゜-ø/2) | W=γ(H-1)/2 | W=2・γ(45゜-ø/2) |
(2)粘性土の場合
掘削深 | H<3.0m | 3.0m≦H | |||
N値 | 不要 | 5<N | N≦5 | ||
計算式 | W=(q+γh)tan2(45゜-ø/2) -2Ctan(45゜- ø/2)と W=0.3(γh+q) の 値の大きい方 |
(H+q/γ)<5.0m の場合は W=(H-1)・γ |
5.0m≦(H+q/γ) の場合は W=4・γ |
(H+q/γ)<5.0m の場合は W=3(H-1)・γ/2 |
5.0m≦(H+q/γ) の場合は W=6・γ |
●過載荷重として自動車荷重を考慮して土留壁の周囲に 10(kN/m2) が作用するものとします。
●土質定数は、原則として土質試験の結果によります。
●当システムの詳細計算は、弊社技術スタッフが迅速に対応します。
適用範囲 | |
土質 | ヒービング及びボイリングの恐れのない土質 |
掘 削 幅 | 原則として 3.0m 以下とする |
地下埋設物 | 横断管が 30m 区間に 4箇所以下、または切廻しが可能な場合 |
架 空 線 | 架空線 (高圧線、電話線)が施工区間直上 6m 以下に架線されていないこと |
湧水 | 周辺地盤に影響を及ばさない排水量* |
●労働安全衛生規則第164条、基発第480号(H4.8.24)、542(H4.10.1)通達をよくご理解の上、施工してください。
●バックホウのバケットによる打撃で作業しないで下さい。
●隣接する縦ばりが密着するように施工してください。
●プレートと背面土に隙間が生じた場合、周辺地盤に影響が生じないように砂詰等を行ってください。
●埋戻し、引抜き、締固めは定められた厚さごとに繰返し入念に施工してください。
●引抜き作業はトラッククレーン等で施工してください。