やさしく解説「建設 ICT/i-Construction」 | 西尾レントオール株式会社やさしく解説「建設 ICT/i-Construction」 | 西尾レントオール株式会社

 
 

やさしく解説「建設 ICT/i-Construction」

国土交通省が推進する新たなる取り組み「i-Construction」国土交通省が推進する新たなる取り組み「i-Construction」

 
2015年12月 国土交通省は、「ICT の全面的な活用(ICT 土工)」等の施策を建設現場に導入することにより、建設生産システム全体の生産性向上を図り、魅力ある建設現場を目指す取組み 「i-Construction(アイ・コンストラクション)」の導入を表明しました。
 

参照:国土交通省「i-Construction」
(URL: http://www.mlit.go.jp/tec/tec_tk_000028.html

 

i-Construction とはi-Construction とは

国土交通省は、建設現場の生産性向上を目指し、建設工事における測量、設計・施工計画、施工、検査の一連の工程において3次元データなどを活用する「i-Construction」導入を表明しました。
トンネル工事などでは、約50年間で生産性を最大10倍に向上させているが、土工やコンクリート工等では、生産性向上の遅れた部分が残っており、生産性の50%向上を目指すものです。
個々の建設現場では情報化施工やプレキャスト化されているなどの実績もあり、生産性向上の可能性があると考えてられています。
また、「i-Construction」導入の推進に向けた新たな基準の導入や積算基準の見直しも進められています。
i-Construction とは

 

参照:国土交通省「i-Construction〜建設現場の生産性向上の取り組みについて〜」
(URL: http://www.mlit.go.jp/common/001113551.pdf

 

i-Construction導入メリットi-Construction導入メリット

i-Construction導入メリット

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ICT技術の全面的な活用ICT技術の全面的な活用

土木工事では、2008年より「情報化施工」が導入されました。
「情報化施工」では、施工段階で「ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)」を活用することで高効率(1日当り最大1.5倍)・高精度の施工が確認されています。
「i-Construction」では、この「ICT」を土工における「測量、設計・施工計画、施工、検査」全工程で導入し、3次元データを一貫して使用することにより、生産性の向上を目指します。
 

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i-Constructionの実現に向けてi-Constructionの実現に向けて

国土交通省は、i-Constructionの実現(3次元データの活用)に向けて、2016年度から新たな「15の新基準と積算基準」を設定し基盤整備を進めています。
 
新たに導入される基準
 
3次元データの全工程導入に向けて公共測量マニュアルや監督・検査基準などで新たな基準の策定や改訂がなされています。

  名称 新規 改訂 本文参照先(URL)
調






1 UAVを用いた公共測量マニュアル(案)   参照ページを見る
2 電子納品要領(工事及び設計)   参照ページを見る参照ページを見る
3 3次元設計データ交換標準(同運用ガイドラインを含む)   参照ページを見る

4 ICTの全面的な活用の実施方針   参照ページを見る
5 土木工事施工管理基準(案)(出来形管理基準及び規格値)   参照ページを見る
6 土木工事数量算出要領(案)(施工履歴データによる土工の出来高算出要領(案)を含む) 参照ページを見る参照ページを見る
7 土木工事共通仕様書 施工管理関係書類(帳票:出来形合否判定総括表)   参照ページを見る
8 空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理要領(土工編)(案)   参照ページを見る
9 レーザースキャナーを用いた出来形管理要領(土工編)(案)   参照ページを見る

10 地方整備局土木工事検査技術基準(案)   参照ページを見る
11 既済部分検査技術基準(案)及び同解説   参照ページを見る
12 部分払における出来高取扱方法(案)   参照ページを見る
13 空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)   参照ページを見る
14 レーザースキャナーを用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)   参照ページを見る
15 工事成績評定要領の運用について   参照ページを見る

 

参照:国土交通省「i-Construction 新たに導入する15の基準及び積算基準」
(URL: http://www.mlit.go.jp/common/001127188.pdf

生産プロセス     新基準イメージ

測量 UAVを用いた公共測量マニュアルの策定  
設計・施工計画  
   
土木工事施工管理基準の改訂  
施工  
土木工事検査技術基準の改訂  
検査  
   

参照:国土交通省「i-Construction 新たに導入する15の基準及び積算基準」
(URL: http://www.mlit.go.jp/common/001127188.pdf

 

ICT土工用の新たな積算基準の策定
 
ICT建機の普及に向けて、ICT建設機械のリース料などに関する新たな積算基準や既存の施工パッケージ型の積算基準をICT活用工事に補正する積算基準が策定されました。

  名称 新規 改訂 本文参照先(URL)
積算基準 ICT活用工事積算要領   参照ページを見る

 
※施工パッケージ型とは
直接工事費について施工単位毎に機械経費、労務費、材料費を含んだ施工パッケージ単価を設定し積算する方法

 

新たな積算基準のポイント 新たな積算基準のポイント
   ※比較用の試算のため、盛土工のみで試算しています。
    実際の工事では、ICT建機で行わない土砂の運搬工等の
    工種を追加して工事発注がなされます。

 

この積算基準の中で新たに下記の費用について基準が設けられました。
・バックホウのマシンコントロール・マシンガイダンス技術の機械経費・初期設定費など
・ブルドーザのマシンコントロール・マシンガイダンス技術の機械経費・初期設定費など
(監督職員の指示があった場合)
・3次元起工測量、3次元データの作成費用

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今後のICT活用工事(土木)の実施方針i-Construction とは

・予定価格3億円以上の工事はすべてICT活用工事を標準化とする「発注者指定型」
・3億円未満の工事は土工量2万m3が基準となり、以下に分けられる(地域により扱いが異なる場合がございます)
  ・施工者希望Ⅰ型:土工量2万m3以上の工事はICTを活用する場合に総合評価で2点程度の加点
  ・施工者希望II型:土工量2万m3未満は契約後に設計変更を協議
 
以上のように、様々な施策の導入によりi-Constructionの推進が図られています。