建設ICT

『情報化施工』をご検討にあたり 〜情報化施工をレンタルで! どのような現場、準備が必要か〜

西尾レントオールでは、早期の段階から『情報化施工』に取組み、レンタルによって普及に向けて努力してまいりました。最近では、国土交通省をはじめ各自治体でもこの新工法に注目し、標準化と普及に力を注いでいます。

また、総合評価入札制度における品質向上、工期短縮への対策として提案・採用されるケースも増え、ますます「情報化施工」への期待は高まっています。

そこで、今までレンタルさせていただいた実績をもとに、あらためて「情報化施工」をご検討いただく際のポイントを整理してみました。適用現場、事前に必要な準備、メリット・デメリットなどを簡単にまとめていますので参考になれば幸いです。詳細については、弊社の担当営業を通じてお問い合わせください。

『情報化施工』をレンタルで! 各システムの特性を理解して上手にご活用ください!

■情報化施工を行うにあたっての適用現場

・転圧管理システム
(ローラ・ブル)
・土工(盛土工・締固め)、ダム堤体(締固め工)
 *情報化施工推進戦略会議資料のP39もしくはTS・GPSを用いた盛土の情報化施工締固め要領(案)
  のP2を参照
・排土板自動制御(マシンコントロール)
(ブル・グレーダ)
・土工(盛土工・掘削工)、路盤工(盛土工:敷均し)、
 ダム基礎工(掘削工)、舗装工

 *情報化施工推進戦略会議資料のP39を参照(注)

注:国土交通省のホームページにて“情報化施工推進戦略」の策定について” を検索し、
  平成20年7月31日発表の中の別紙2をご覧下さい)

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■情報化施工を実施するにあたっての事前準備

・転圧管理システム
 (ローラ・ブル)
・現地踏査(GNSSかTSかの選定、現地での座標の有無確認)
・移動体の機種選定
・試験施工における転圧回数
・座標系(公共座標・現場座標)の確認
・CADの有無
・排土板自動制御(マシンコントロール)
 (ブル・グレーダ・フィニッシャー)
・現地踏査(GNSSかTSかの選定、現地での座標の有無確認)
・移動体の機種選定
・3次元設計データの作成
・基準点の設置(基地局・機械点・後視点等)

■GNSS・自動追尾トータルステーションの選択基準について

<長 所>
・GNSS ・同じ現場内で複数台数の重機の運用が可能
・作業面積が広いエリアで有効
・自動追尾トータルステーション(TS) ・作業面積が狭いところから使用でき、トンネル内等でも使用出来る
・導入が簡便である
<短 所>
・GNSS ・GNSSがFIX解(精度範囲内)にならないと運用が出来ない
・衛星の電波を受信するため、上空に障害物があると運用できない
・自動追尾トータルステーション(TS) ・毎日、自動追尾トータルステーションの設置が発生
・自動追尾トータルステーションと重機間での視通が必要

フロー

西尾レントオール株式会社 NISHIOネットナビ