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グラングリーン大阪にて「AIスケートボーダー検知システム」の実証実験を実施し、大幅な検知精度向上と被害件数の抑制を実現~スケートボード走行の発生件数は4月に月間0件、検知精度は83.5%まで向上~

ニシオホールディングス株式会社傘下の西尾レントオール株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:西尾公志、以下「当社」)は、グラングリーン大阪(大阪市北区)のエリアマネジメント及びパークマネジメント組織である一般社団法人うめきたMMO(以下「うめきたMMO」)が運営する「MIDORIパートナー制度」にメジャーパートナーとして参画しております。その取り組みの一環として、グラングリーン大阪にて、当社が株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(以下「DMP社」)との協業により開発した生成AI(LLM)活用型のスケートボーダー検知システム「NoSkate Ai(ノースケートアイ)」の実証実験を実施しました。
施設内に設置したAIスケートボーダー検知システムのフィードを活用し、スケートボード走行検知のユースケースで実運用データを蓄積しながら検証を重ねた結果、検知精度の向上や発生件数の減少などの成果が確認され、今後の活用拡大に向けた知見の獲得につながりました。
■実証実験の背景
昨今、グラングリーン大阪をはじめ、スケートボード禁止区域に定められた公共空間・オープンスペースでのスケートボード走行による迷惑行為・危険行為が確認されており、管理者としては利用者の安全確保と施設保全が喫緊の課題となっておりました。
グラングリーン大阪は、大阪府・大阪市が推進する「大阪スマートシティ戦略」の先導的プロジェクトの一つに位置づけられており、「うめきた2期地区等スマートシティ形成協議会」のもと、官民連携によるスマートシティの実装が進められています。
こうした取り組みの中で、当社はDMP社との協業により開発したAIスケートボーダー検知システム「NoSkate Ai(ノースケートアイ)」を提案し、「令和7年度スマートシティ実装化支援事業」に採択されました。

「NoSkate Ai(ノースケートアイ)」は、2025年6月にDMP社と独自のLLM推論エンジンを用いて開発したもので、当社R&D国際交流センター(大阪市住之江区)での実証設置を経て、同年10月よりレンタル提供を開始しました。
これまでは当社咲洲R&D国際交流センターをはじめ、比較的人通りの少ない私有地などでの運用実績が中心であり、人通りの多い公共空間での使用は今回が初めての試みとなりました。
関連リリース:https://www.nishio-rent.co.jp/news/?m=Detail&id=530
■実証実験の概要
・実証場所:グラングリーン大阪の一部エリア
・実証期間:2026年1月~2026年4月(今回の実証結果を踏まえ、現在も継続実施中)
・検証テーマ:スケートボーダー走行検知
■システム概要
施設内に設置したAIスケートボーダー検知システムのカメラ映像をクラウドへ送信し、クラウド上の生成AI(LLM)がスケートボーダーの滑走行為をリアルタイムに認識します。検知後は、現地スピーカーから警告音声を再生することで、スケートボーダーの即時撤退及び再発防止を促すとともに、画像・動画付きメールで管理者へ自動通知します。
■実証実験の結果
稼働当初は人影をスケートボーダーと誤認する誤検知が課題となり、とくに夜間は63日間で20件の誤検知が発生しましたが、複数回にわたる検知ロジックの改善を経て、検知精度は41.8%から83.5%まで向上、夜間の誤検知も最後の22日間で3件まで大幅減少しました(2026年4月末時点)。
あわせて、2月27日より警告音声機能の運用を開始したところ、スケートボード走行の発生件数は2月の71件から3月は55件、4月には0件まで減少し、一定の抑止効果が確認されました。
FP(誤検出) 件FP(誤検出) 件Detection Count(検出数) 件Precision(精度) %
1月158230.652
2月7123940.755
3月5511660.833
4月0660
合計141481890.746
本実証実験期間中にシステムにて撮影された検知例1 ※個人の保護のため一部修正しております
本実証実験期間中にシステムにて撮影された検知例2 ※個人の保護のため一部修正しております
■本実証実験を通じて得られた知見
グラングリーン大阪は、季節・時間帯によって天候・照度・人流量が多様に変化する都市環境であり、当社R&D国際交流センターなどの私有地のみでは得られない、豊富な実運用データを蓄積することができました。影や夜間照明による誤検知パターンの収集とロジック改善を重ねたことで、システムの検知精度と実運用における安定性を大きく高めることができ、今後の全国展開に向けた確かな手応えを得ることができました。
うめきたMMOが推進する「MIDORIパートナー制度」は、パートナー企業の先進的な技術やアイデアを実際のまちを舞台に検証できる場として位置づけられています。今回の実証実験は、公共空間運営における具体的な課題解決につながっただけでなく、当社にとっても実運用環境での技術検証・商品開発の機会となりました。
■今後の展開
当社は、本実証実験で得られた知見をもとに「NoSkate Ai(ノースケートアイ)」の機能改善や機能拡張への発展を継続するとともに、自治体、公園・道路・施設管理者、商業施設、建設・物流現場など幅広い分野への導入提案を加速してまいります。グラングリーン大阪においても、うめきたMMOと連携しながら、引き続き本システムの活用を進めてまいります。
当社は今後も、まちづくりに携わる皆様と連携しながら、テクノロジーを活用した持続可能で安全・安心な都市空間づくりに貢献してまいります。

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