2012.11.15
この度、弊社と株式会社不動テトラ(本社:東京都中央区)により共同開発いたしました「地盤改良機誘導 システム」が、国土交通省中国地方整備局にて審査の上、公共工事等における新技術活用システム〔NETIS〕に登録されましたので、お知らせします。
効率的に、且つ高い精度での施工が可能となる本システムは、大震災の復興工事での大規模な地盤改良工事 などに有効と考えています。
なお、本技術も弊社で押し進めています『ICT施工』の一環として開発いたしました。 これからも積極的に現場のICTについての研究開発に取り組み、建設業界への貢献に努めてまいります。
◆登録・公開された情報
(1)新技術名称 | : 地盤改良機誘導システム |
(2)NETIS登録番号 | : CG-120020-A |
(3)登録日 | : 平成24年10月26日 (NETISのネット公開日 11月9日) |
◆開発会社・部署
・西尾レントオール株式会社 通信測機営業部
・株式会社 不動テトラ 地盤事業本部 技術部
◆システムの概要
「GNSS受信機を使用して、オペレータが誘導員なしで
地盤改良機の所定の位置を把握できるシステム」
※本技術は、地盤改良機に搭載された2 台のGNSSアンテナの位置情報から方位と座標を取得し、
攪拌羽根杭芯を運転席内に取付けたモニターに表示し、誘導員なしでオペレータ自身が所定の
位置に地盤改良機を誘導することができるものです。
なお、施工終了の杭は設計値からの偏心量を帳票出力できます。
◆システム活用のメリット ・・・ 安全性の向上、測量ロスの軽減、品質の向上など
●従来は、事前に杭芯の位置を測量し測量杭を打って、誘導員が地盤改良機を誘導していましたが、このシステムを活用する事で、オペレータ一人で機械を所定の位置に移動させることが可能になり、機械の周辺に誘導員を配置する必要がなくなるため、安全性の向上につながります。
●また、施工現場の状況により、汚泥土の盛り上がりなどによって測量杭を見失い、都度探すか再測量の必要がありましたが、これも改善できます。
●誘導員の指示(目視)で位置を探る方法から、オペレータ自身がモニターにより1cm単位で偏心量が把握できることで、精度の向上も期待できます。
●作業終了後、事務所で各杭芯の偏心量を出力でき、データベースに保存できますので、従来の後処理作業よりも効率的に済ませることが可能です。
※その他、詳細につきましては国土交通省 NETIS 新技術情報システムに掲載されています。
〔 「地盤改良機誘導システム」にて検索してください 〕
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