2013.03.19
この度、弊社が開発いたしました「排土板支援システム」が、国土交通省四国地方整備局にて審査の上、公共工事等における新技術活用システム〔NETIS〕に登録されましたので、お知らせします。
なお、弊社で押し進めています『ICT施工』の一環としてこのシステムが誕生しました。これからも積極的に現場のICTについての研究開発に取り組み、建設業界への貢献に努めてまいります。
◆登録・公開された情報
(1)新技術名称 | : 排土板支援システム |
(2)NETIS登録番号 | : SK-120008-A |
(3)登録日 | : 平成25年3月6日 |
◆開発会社・部署
・西尾レントオール株式会社 通信測機営業部
従来技術と新技術の比較
◆システムの概要
「TS・GNSSの習得位置情報をもとにブルドーザの排土板の高さ、勾配を運転席にあるモニターでオペレータにガイダンスするシステム」
※本技術は、ブルドーザ搭載の計測器に事前入力した「計画地形(X,Y,Z)座標」とTSもしくはGNSSにて測定した「現況(X,Y,Z)座標」を瞬時に計算し「計画地形」との差分をブルドーザ運転手に知らせる「施工管理支援システム」です。
施工の状況がモニターに表示されることにより安全性、作業性、品質の向上を図るものです。
◆システム活用のメリット ・・・ 安全性の向上、測量ロスの軽減、品質の向上など
●従来は、各管理断面位置に丁張りを打ち、丁張り杭から水糸を張り、敷均し工程及び掘削工程の高さを人力で確認していました。
当システムでは、予め3次元設計データを作りTS、GNSSからのリアルタイムの位置情報(X,Y,Z)から、ブルドーザの排土板位置と設計データとの「差分」を常時 モニターに表示し運転しているオペレータに知らせることで、敷均し工程及び掘削工程の施工を支援するシステムです。
●水糸設置での検測作業が軽減されることにより、作業員が施工箇所に立ち入ることにより発生していたブルドーザとの接触を防ぐことができ、安全性の向上に繋がります。
●丁張り設置、又は水糸設置作業や計測作業員の配置が軽減されることにより作業性も向上します。
●従来、管理断面しか行っていなかった品質の確認が、管理断面以外でも可能になり、品質の向上も期待できます。
●ブルドーザ自体に特別な装置は不必要ですので、お客様所有のブルドーザに取り付けての使用も可能です。
※その他、詳細につきましては国土交通省 NETIS 新技術情報システムに掲載されています。
〔 「排土板支援」にて検索してください 〕
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