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西尾レントオールは、高精度測位サービス「ichimill(イチミル)」を利用した水道管の位置把握が可能な『配管施工情報管理システム』の提供を開始します

 西尾レントオール株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:西尾公志)は、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長:宮内謙)が保有する高精度測位サービス「ichimill(イチミル)」を利用した『配管施工情報管理システム』を開発し、2023年4月よりご提供を開始しましたので、お知らせいたします。本システムは、水道配管工事において、施工品質の向上、維持管理の効率化、省力化を目的としており、人材不足や高齢化が進む建設・インフラ業界の課題解決に貢献してまいります。

◆『HAIKAN-SmartWork/配管施工情報システム』とは
<本システムの特長>
・専用のGNSS 位置測位システムを利用することによって、埋設位置を5~10cmの範囲内で緯度・経度・深さの3次元座標情報を取得することが可能
・マンホール、ガス管などの位置情報を一緒に取得すれば、離隔幅(りかくはば)を把握することも可能
・接合作業の情報やチェックシート、結果などがデジタルデータとして管理できるため、今後のインフラ管理やメンテナンスも容易
・情報がクラウド上に集約されているため、遠隔地からでもリアルタイムに配管工事の状況確認が可能
 
※具体的な手順:スマートフォンを使って配水管工事の現場で融着機・埋設位置・そのほかの作業情報を収集し、クラウド上にデータをアップロードして管理。写真(右)、赤丸部分にアンテナ、青丸部分がGNSS受信機。
  
◆『配管施工情報システム』開発背景
 現在、建設・インフラ業界では人材の不足・作業員の高齢化が深刻な問題となっています。生活を支える最も重要なインフラである水道についても、施設の老朽化、職員数の減少、施工者の高齢化などさまざまな課題に直面しており、水道施設の維持管理のためには現場の効率化が何よりも必要となります。この課題解決のために開発したのが本システムです。施工後、漏水や災害などで配管が破断した場合でも、どのような配管が、どのような状態で埋設されていたかのデータが正確に記録されていることにより、効率的かつ迅速に対応することができます。
 今後、安価で安定した測位を実現する本システムを通して、将来的に高効率・高精度な水道工事の維持管理ができるよう積極的にご提案してまいります。
  
◆ソフトバンク株式会社の高精度測位サービス「ichimill(イチミル)」とは
 西尾レントオールの『配管施工管理情報システム』は位置情報の取得のため「ichimill」を採用しています。準天頂衛星「みちびき」などのGNSSから受信した信号をもとにRTK測位※1を行い、位置情報を3座標軸(緯度、経度、海抜)で取得、5cm程度の誤差範囲内で位置情報補正できるサービスです。
詳しくはこちら ソフトバンク情報ページ

※1:RTK(Real Time Kinematic)測位とは、固定局と移動局の2つの受信機を利用し、リアルタイムに2点間で情報をやりとりすることで、高精度での測位を可能にする手法のこと。
■西尾レントオール株式会社 会社概要
設 立:2022年10月3日 持株会社制移行に伴い新設
    2023年4月1日 事業承継
商 号:西尾レントオール株式会社(NISHIO RENT ALL CO., LTD.)
代表者:西尾 公志
本 社:〒542-0083 大阪府大阪市中央区東心斎橋1-11-17
    TEL.06-6251-7302(大代表) FAX.06-6252-0285
資本金:3億円
従業員:2,200名(2023年4月1日時点)URL:https://www.nishio-rent.co.jp

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